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7時間の長旅も旅人と話していると苦ではない
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煙吐く屋台のケバブは美味
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こいつに捕まった
フェズから7時間、
列車に揺られようやく辿り着いた
モロッコ最大の都マラケシュ。

その中心地にある、
かつての公開処刑場
ジャマア•エル•フナ広場で
大道芸を見物するモロッコ人の輪の中に引き込まれ
芸人と掛け合いで
コーランの一説を叫ばされる西山です。
拍手喝采、足元に小銭が投げられ
図らずも大道芸を
体験することになった。

このフナ広場、夕方になると
タジンやケバブの屋台が白臭い煙を吐き出し
妖艶な大道芸人や
怪しげなまじない師が人の輪をつくる。
深夜まで鳴り止まない
馴染み難い独特の
変則パーカッションと歌、
ちっぽけな蟻のように行き交う
人々のごった煮。
埃っぽくて冷たい空気に
肉とムスクの匂い。

狂気のお祭りである。
毎日こんな事をしているなんて
どうかしてる。

だけど楽しい。

満月が浮かぶ夕暮れのグラデーションに
シャボン玉やネオンのついた竹とんぼのようなおもちゃが飛び交う。
バイクや馬が人をよけようともせず走る。
ケバブを食べた屋台から出た瞬間
向かいのかたつむりスープ屋が腕を掴む。

止まることなく打ち続ける民族楽器のビートに
ねちっこく絡むようなアラビア民謡。
そのすべてが
長旅の疲れを打ち払い
強引に気分を盛り上げてくる。

フナ広場のすぐ近くにとった
安宿のベッドで
広場の狂気の音を
薄い壁越しに聴きながら
無性に味噌汁が飲みたくなる。