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身近な存在としていつも目の届く場所にあり、ほぼ365日毎日触っている紙。
頑丈にも朧弱にもなり時間の経過によって風合いを変える紙。
ノート、便箋、封筒、梱包や張子に触れ、匂いを嗅ぎ
いつしか紙でつくられたものが気になりだしました。

そんな紙に対する愛情や情熱が感じられるものづくりをしている方達がいます。

まるで錬金術みたいに紙の質感を変えてしまう京都のラガード研究所さん。
細部にまで哲学のある美しい造形物をつくりだす大分の山香デザイン室さん。
あっと驚くような発想や手法で見た事無いようなものを生み出す東京のIONIO&ETNAさん。

彼らの作り出す自由で素朴(または奇抜)な紙の美しさや可能性を「紙工展」という形で
皆様にお届けできたらと思います。

紙工展 vol1 どうぞお楽しみにくださいませ。

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紙工展 vol1

2017年5月19日(金)〜27日(土)会期中無休
13:00〜21:00

出展

ラガード研究所(京都)
 (Click!) 

IONIO&ETNA(東京)
 (Click!) 

山香デザイン室(大分)

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ベルリンの文具店sowaleの只松靖浩さんの帰国に合わせて音楽と朗読のユニット「Tür(テューア)」のライブ、そして詩の即興書記「詩の自動販売機」を行います。

Türは昨年11月にsowaleのカレンダー展「Twelve letters」のライブで結成されたよるsowaleの只松さん、音楽家の西村周平さん、そして清水藍子さんによるユニットです。

美しい音楽と2人の語り手によって紡がれる不思議な世界は、まるで小さい舞台のようです。今回の演目はあるラジオ番組とそれにまつわる物語、是非ライブでそうぞ。


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ライブ「Radio Tür」

Radio Türとは
ある街にやってきた1人の男性と
街の小さな出来事だけを
伝えるラジオ”Radio Tür”を営む1人の女性が
少しずつ、ゆっくりと
寄り添っていく物語。

語り:清水藍子、只松靖浩
音楽:西村周平
チケット:税込2,500円(会場により1drinkあり)
ご予約はoffice@sowale.netもしくは各会場までご連絡ください。

スケジュール
4/14(金) toori 福岡市早良区城西2-13-27 開場19:00 開演19:30
4/15(土) ロバの本屋 山口県長門市俵山6994開場17:00 開演17:30
4/16(日) MINOU BOOKS&CAFE うきは市吉井町1137 開場19:00 開演19:30
4/21(金) アトリエ穂音 福岡市博多区上川端9-35-A31 開場19:00 開演19:30
4/22(土) カフェアターブル 北九州市戸畑区天籟寺1-4-12 開場19:00 開演19:30
4/23(日) Hacocafe 福岡市東区箱崎3-10-5-205 開場19:00 開演19:30
※4/15(土)ロバの本屋のみ開場、開演時間が異なりますのでご注意下さい。

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只松靖浩「詩の自動販売機」

お申し込みされた方にその場で只松靖浩さんがあなたの詩を綴ります。

4/20(木)は13:00-18:00
4/23(日)は13:00-16:00

ご予約はoffice@sowale.netまで
なんだかんだでもう年末、12月も後半です。
やり残した事はそのままに、もう来年のこととか考えているので
諦めも大事だということでもうしめ縄のこととか考えたりしています。
西新商店街には今では珍しく(?)リヤカーで行商にくる一団があり、僕は毎年彼女達からしめ縄を買っています。

今年の締めくくりはムツロマサコさんのモビール展でした。
有り難い事に、お店を始めた当初からお付き合いいただいて今回で個展3回目となりました。
ムツロさんとは毎度、展示会の前はてんやわんやで着地点も定まらぬまま当日を迎えるのですが、
最終的にはカチッと収まりスッキリした気持で展示会当日を迎える事ができるので
きっと相性がというか波長が合うのだと勝手に思っています。
ムツロさんがいなかったら全く違った場所になっていたことでしょう。
そう思うとぞわぞわします。しかし時は流れました。

展示会の黒い森というテーマは、親交のあるソワレさん夫婦の住むドイツのブラックフォレスとという森がイメージとしてあったようですが、フタをみると黒は黒なのですがそれは完全にムツロマサコの森でした。
山あり、馬あり☆ありの想像力豊かなモビールの黒い森はドイツ、シュヴァルトヴァルトではなくここに存在しました。
4年前にムツロさんのモビールの展示と比べてもかなり内容も変化してまさに新しい世界をみせてくれたように思います。
2016年の締めくくりがこの展示で良かったと思えるような、会場側としてもとても楽しい展示でした。

どうか手に取った方々が新しいそれぞれの場所の空気でゆったりと揺れ、目を楽しませてくれる事を願っています。企画展「黒い森」訪れていただいた皆様、良いお年を。
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ムツロさん、ずっと在廊してくれました
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星と森のモビール
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赤い実のモビール
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最終日はまるやまももこさんのライブ。満席!
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打ち上げはハラペコラボさんのごはん
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打ち上げの良い時間
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サプライズで黒い森シュトーレンがムツロさんに送られました
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きっと待っていた方も多いかと思いますが、ひさびさのムツロマサコさんの個展です。
普段からオリジナルのアイテムやグループ展でお世話になりっぱなしのムツロさんですが
単独の企画展は実に2013年の「OHACO展」以来と3年ぶりとなっております。

タイトルの黒い森はとある国立公園の名称から来ているらしく
原生林や多くの生物の営みのある場所で自然保護区に指定されているそうです。
展示会では森に住む生き物達のように佇むモビールと
ムツロマサコさんの作品がやってきます

そして最終日4日はまるやまももこによるライブを開催します。
前回のムツロさんのモビール展でも参加していただいたのトーリで歌っていただくのはそれ以来となっています。
ムツロさんのモビールのゆれる空間でまるやまさんの歌声をお楽しみくださいませ。


ムツロマサコ モビール展
「KURO I MORI」
2016年11/25金〜12/4日
13:00〜21:00
月曜定休/最終日17:00まで


12月4日
まるやまももこLIVE
19:00open 19:30start
¥2,000+1drink
予約は
kissa.tori@gmail.com
tooriまで

最後にドアを閉じられてどのくらい月日を重ねただろうか
今ではもう使われていないその部屋は家具も景色もあの時のままだった。

白い壁に淡い紫で縁取られてた窓枠からは柔らかな日がさし
窓を開ければあのころと同じように街の香りを孕んだ風を呼び込む事ができる。
窓際の机にのこされた便箋の上にはオレンジ色のボールペンが一本、
ひとさし指と親指でもちあげると窓からの光にてらされた埃が
小魚の群れのように空中を舞った。

最後に二人にあったのは商店街に冬の間だけ出店する大学芋屋だった。
芋屋あなどるなかれ、なかなかの人気でちょっとした列が出来ている。
最後尾に立つとふいに後ろから声をかけられ、振り返ると二人の顔。
まだ本格的に寒くなる前だというのにしっかりとダウンジャケットを着込み、
それぞれ薄紫色の袋をもっていた。
近々、遠くに引っ越すことになったので、餞別を渡したいが
予想せずここで出会ったものだから、いま手元にこれしかない。
と、いって渡されたのは古い外国の地図だった。
その後世間話や無邪気な冗談が続き、
結局、なぜこれを手元にもっていたのか、引っ越し先と関係があるのか?
という質問は会話にあがらないまま大学芋を買う順番がまわってきて、
じゃあ、と二人に別れを告げた。

大学芋を片手に自分の部屋に戻りしばらく地図を広げてみていたが
聞いた事もない地名ばかりで国を想像する事も困難だった。
やがて飽きて机の引き出しにしまい込み、
ついに数年後の今日まで思い出す事は無かった。

きっかけはなんだったろうか、天気のせいかもしれない。
なかなか暑さがひかなかった夏がようやく終わり、
10月を残すところあと数日にしてようやく訪れた秋の空には
どこまでも途切れずに飛行機雲が続いている。
家に帰ろうとぼんやりしていたら最寄りの駅を乗り過ごし隣の区まで来てしまった。
どうせ家に帰ろうと予定もないと、気まぐれで降りた駅から
記憶を辿り彼らの過ごしていたアパートを探す。

かつて学生街だったこの街は、大学の校舎が移転となり今では人通りもまばらだが
それでも古くからの商店は今も軒に明かりを灯している。

信号をわたり、目印の中華料理屋の隣に今もしっかりとあのアパートは存在していた。

階段を上り、三番目の扉を前にし迷う事なくドアノブに手をかけたそのとき
誰かに声をかけられた気がして振り向くと、表札がわりの鯨の形をしたオブジェと目があった。
「やあひさしぶり。」

瞼の奥に広がる知らない街の景色。


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以上はフィクションです。好きです大学芋。
遅ればせながらsowaleの企画展、TWELVE LETTERS終了いたしました。

ハイライトはなんと言っても12の物語が添えられたカレンダーの朗読会だったように思います。
只松さんと清水さんの掛け合いと西村さんの音楽が混じり合い、
良い意味での緊張感がある素晴らしいライブでした。

sowaleは今年頭に福岡からベルリンに移転になりましたが
こういう形で繋がることが出来てとても嬉しく思っています。
遠くは離れたようでいて、より近い場所にいるような感じさえあるので人間の心は不思議ですね。
じゃあ、またねと言ってと福岡を去った只松さんとは、
近所で散歩しているとばったり出会ってしまいそうでもあり、
ひょうひょうとしていつも先の楽しいことを考えながら、今を楽しむ只松さんの行動には
目が離せそうにありません。
今後もこんな楽しい日々が続きますように。

お越し下さった皆様、sowaleの只松さん、
詩の朗読会で参加していただいた西村周平さん、清水藍子さんに心より感謝申し上げます。
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展示会の様子1
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展示会の様子2
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ベルリンから持ち帰った古いものたち
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ソワレのオリジナルステーショナリー
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展示会中は只松さんが毎日チェキで様子をおさめてくれました
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朗読会の様子
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朗読会に参加していただいた清水さん、西村さん
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詩の自動販売機窓口 1000円を投入すると数分後、詩が出来上がるシステム
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馬場通友さんが朗読会の様子をイラストで書いてくださいました
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展示会後、岐阜旅行に